いつのまに?という感じです。
みちのく銀行(8350)カー娘タイ勝!目黒スーパーショット 「バンクーバー五輪・女子カーリング1次リーグ、日本11-4英国」(19日)
日本代表の「チーム青森」が02年ソルトレークシティー五輪覇者の英国に11-4でギブアップ勝ちを収め、通算成績を2勝2敗とした。日本は6-4で迎えた第9エンドにスキップ(主将)の目黒萌絵(25)=みちのく銀行=が会心のショットを決めて一挙5点を奪った。英国は3勝2敗。トリノ金メダルのスウェーデンと地元カナダが4戦全勝。日本は20日(日本時間21日)は試合がなく、後半戦が始まる21日はロシア、ドイツと2試合戦う。1次リーグは10チームが総当たり戦を行い、上位4チームが準決勝に進む。
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スーパーショットで、一気にケリをつけた。2ポイントリードしていた第9エンド。目黒が放った最後のショットは、石と石のわずかなすき間をついてハウス(円)の中心付近へ侵入。相手のポイントとなる2つの赤いストーンをはじき出す『ダブルテイクアウト』に成功した。ハウスに辛うじて残った赤いストーンの内側には、日本の黄色いストーンが五つ。英国選手はギブアップの握手を求めてきた。
一挙5点。スタンド総立ちの大歓声とともに、試合は終了。視線を一身に集めた目黒は「本当にラッキーというか、狙ったこと以上のことができた。絶対に勝たないといけない相手だった」とほっと息をついた。
米国相手に白星発進しながらカナダ、中国に連敗。目黒とサード近江谷のショットの精度が低かったのが敗因だった。しかし、2大会前の金メダリストを相手に見違えるような試合運びを披露。阿部晋也監督が「ビッグショットが多かった」と驚くほど、目黒や本橋が好ショットを連発した。
ショット成功率は英国の72%に対し82%。これまで3戦の平均72%を上回った。前夜はミーティングで基本を再確認。「恐れたりせずシンプルに考えろと言われた。そういうことを考えていきました」(目黒)。考えすぎず臨んだ結果がショットの精度を上げた。
2勝2敗のタイに持ち込み、1次リーグ突破に望みがつながった。目黒が「最低ライン」としてた“目標”をクリアした。「もう不安も硬さもない状態で臨めました。きょうのいいイメージを出し続けていきたい」。1勝以上の手ごたえをつかんで、日本が波に乗った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100221-00000012-dal-spo