いつのまに?という感じです。
浅田真央真央SP2位、ヨナは7位/フィギュア 世界選手権第4日(26日、イタリア・トリノ)女子ショートプログラム(SP)を行い、バンクーバー五輪銀メダルの
浅田真央(19)=中京大=はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が回転不足と判定され、68・08点で2位発進した。同金メダルの金妍児(キム・ヨナ、19)=韓国=は60・30点で7位。首位には70・40点で長洲未来(16)=米国=が立った。安藤美姫(22)=トヨタ自動車=は55・78点で11位、鈴木明子(24)=邦和スポーツランド=は48・36点で20位だった。
得点が表示された瞬間、会場を包んだブーイングにも動じず、静かな笑顔を見せた。完ぺきに見えた冒頭の3回転半-2回転トーループの連続ジャンプが回転不足の判定。大きなミスなく演技を終えたが、68・08点にとどまり「ちょっと高さが低かった分、回転が足りなかったのかなと思う。自分の気持ち的にはいい感じでフリーに行けると思う」と話した。
バンクーバー五輪から1カ月。達成感と虚脱感から、「一回、気持ちが抜けてしまった」という真央は、試合1週間前から気合を入れ直した。2キロ増えていた体重も絞り込み、ジャンプ練習も増やした。今季コーチをつとめたタチアナ・タラソワ氏は帯同せず、それが伝えられたのはSP前日の25日だったが、真央に動揺はなかった。
前夜には時折ともに練習するなど仲の良い高橋大輔が日本男子初となる金メダルを獲得。「すごくうれしかった。自分も頑張らなきゃと思った」と刺激を受けた。
金妍児は来季以降のプロ転向もささやかれ、ライバル対決は最後になる可能性もある。「まずは明日、ジャンプをしっかり決めて、ミスなく演技を終えたい」。今季最終戦を最高の真央スマイルで締めくくる決意だ。
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