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涌井秀章横浜:最悪招いた「逃げ腰」、ピッチャー涌井に打たれ惨めな結果/西武戦から 西武・涌井の”凱旋(がいせん)登板”に花を添える、惨めな結果となった。打線はスレッジの2本塁打にとどまり、投手陣は、普段は打席に立たない涌井に3安打4打点を献上。横浜に見せ場はなかった。
三回表。2死満塁から涌井に左中間を破る走者一掃の二塁打を浴びた三浦は、打球の方向に視線を向け呆然(ぼうぜん)とした。変化球が高めに浮いた失投というのもそうだが、細川を敬遠した直後だったことがショックを大きくした。
「全部打とうと思った」と、初球から積極的に振ってきた涌井に対し、外角を中心に変化球でかわそうとした横浜バッテリー。武山は「あんなに振られたらいけない」と反省したが、逃げ腰の配球が最悪の結果を招いた。
打線は、相変わらず好投手には淡泊だ。三回、小林太が三振に倒れた場面は、あまり打つ気が感じられなかった。決して投手に結果を求めるわけではないが、そこにチームとしての執念が垣間見えるものだ。八回にはバスターエンドランまで決めてみせた涌井、さらには西武の采配(さいはい)との違いは大きい。
これで今季ワーストの5連敗。2試合連続の2けた失点だ。尾花監督は就任後初めて、試合後の取材対応を拒否した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100516-00000001-kana-base