噂どおりでした。
武豊【ダービー】
武豊が苦渋の決断…騎乗を断念
武豊が苦渋の決断を下した。16日、京都競馬場で急きょ会見を開き、ダービー(30日、東京)騎乗を断念すると語った。
「一番乗りたいレース。しかも1番人気になるくらいの馬(ヴィクトワールピサ)だから本当に残念。自分の中でタイムリミットはきょうだった」とダービーまで2週間を残す時点で決意。この日の朝、オーナーの市川義美氏と管理する角居師に事情を説明して了承を得た。「予想以上に回復度合いが遅かった。左肩に大きなプレートが入って動きが制限される。ベストの状態でなければいろんな方に迷惑が掛かるので(ダービーで)乗るべきではないと判断した」と鎖骨骨折の症状が深刻だったことを明かした。また「復帰の期日を定めずにリハビリを続ける」と話し、ダービー翌週の安田記念での有力馬リーチザクラウン騎乗も断念。「春を棒に振ってしまった」と漏らした。
この事態を受け、ヴィクトワールピサは岩田とのコンビ続行で2冠獲りに挑むことになった。角居師は「オーナーと相談し、岩田騎手で向かうことが決まった。皐月賞も優勝に導いてくれた騎手ですし期待している」とコメント。岩田が騎乗予定だったトゥザグローリーは、池江郎師が「まだ決まってません」と話し、鞍上は白紙となった。
なお、16日に締め切られたダービーの登録馬はフルゲート18頭に対し、21頭が登録。現時点で賞金900万円の3頭中1頭が出走OKとなっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100517-00000051-spn-horse