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竹沢健介兵庫V…最終7区竹沢が逆転3人抜き 「全国都道府県対抗男子駅伝」(24日、平和記念公園前発着)
兵庫が2時間20分2秒で3年ぶり3度目の優勝を果たした。2位は3秒差の福島で、3位に埼玉が入った。3連覇を目指した長野は5位。兵庫は4位で最終7区につなぎ、北京五輪5000、1万メートル代表の
竹沢健介(23)=エスビー食品=が、昨夏の世界選手権マラソン6位の福島・佐藤敦之(31)=中国電力=との緊迫した一騎打ちを制した。3区を除いて首位を走り続けた埼玉はリードを守れなかった。
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ゴールを切る前に数回、ガッツポーズを繰り返した。最終7区で、竹沢は残り300メートルで福島・佐藤敦を振り切った。「持ち味を出せたと思います。タスキをもらってから付いていくつもりだった」。作戦通りの勝利に。兵庫のメンバーと喜びを爆発させた。
タスキをもらったとき、トップ埼玉とは41秒差の4位。目の前の3位には佐藤がいた。早大の先輩後輩で、北京五輪代表同士だ。常に胸の鼓動が聞こえる位置で背後に付いた。
「ラスト勝負だと思った。そこまでは我慢だった」。鹿児島、埼玉をかわした後のトップ争いだった。残り3キロで佐藤の仕掛けた力のないスパートを見破っていた。声援は地元の中国電力所属の佐藤に向いていた。“アウェー”の中で竹沢は、最後に一気に加速して故郷に3年ぶり3度目の優勝をもたらした。
今回のチーム目標は12年連続の入賞。そんな控えめな目標を上回っての優勝だった。「兵庫県の育成レベルの高さがあったからだったと思う」。区間賞ゼロで勝ち取った栄冠。竹沢は感謝を忘れなかった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100125-00000014-dal-spo